2023/4/12

業績管理とは?企業成長につながる業績管理の流れや管理する際のポイントを紹介

業績管理は、企業経営において重要なものですが、「効果的な方法がわからない」「細かい管理ができていない」など、悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか。今回は、業績管理の基本的な流れやポイントについて解説します。

業績管理の指標

業績管理の指標

業績管理には、重要となる「KGI」と「KPI」の、二つの指標があります。

KGI(Key Goal Indicator)は、企業が最終的に目指すゴールを、定量的に数値化したものです。一方KPI(Key Performance Indicator)は、目標(KGI)に対して、途中段階で測る中間目標となるものです。定期的にKPIの確認を行い、軌道修正しながらKGIを目指します。

業績管理のメリット

業績管理のメリット

業績管理のメリットについて解説していきます。

問題発生の早期発見につながる

KPIを管理することで、タイムリーに問題発生を把握できます。異変に対する早期の措置が可能になります。

経営リソースを適切に活用できる

KPIを管理することで、売上好調な商品の仕入れを増やす、またテコ入れが必要な部署に人材を投入する等、経営リソースを適切に活用できるようになります。

社内のモチベーションの向上につながる

目標に対する達成度を測ることで、公正な部門評価や人事考課が可能になります。社内のモチベーションの向上につながります。

業績管理を行う際の流れ

業績管理の流れ

業績管理の基本となる流れを解説します。

目標設定を行う

経営計画や前年度の実績などから、KGIを設定します。次に設定したKGIから、四半期、月、週等の中間測定の周期を定めたKPIを設定します。業績管理は、社員がKGIやKPIをいつでも確認できる環境作りが大切です。社員が当事者意識を持つことは、目標達成のための重要な要素となります。

進捗管理を行う

定めた周期ごとに実績のデータを収集し、進捗管理を行います。データは「寝かせる」ことなく、タイムリーに収集することが大切です。

実績評価と分析を行う

収集した実績のデータを元に、目標に対する進捗を評価し、その要因を分析します。この時点で問題を検知する事で、KGIの達成に向けた迅速な対応が可能となります。

実績評価と分析を基に、次の目標と施策を設定する

実績評価と分析により、次の目標を現実的なものに設定する事が可能になります。挽回が必要な場合、またはさらに成長を求める場合においても、具体的な施策を打ち出す事ができます。

業績管理の方法は?

業績管理の方法

業績管理には、Excelのフォーマットで管理作成する方法と、業績管理システムを利用する方法があります。それぞれご紹介します。

Excel

予算や売上、それぞれの費目など、管理に必要とする項目でフォーマットを構成します。月次や年次、費目ごとの集計にマクロを組むなど、自由なカスタマイズが可能です。

業績管理システム

売上や予算など、管理に必要な項目がすでにフォーマット化された、入力するだけで集計などが可能な業績管理システムを利用する方法もあります。業績管理システムには、フォーマットを自由にカスタマイズできるものもあります。

業績管理にはシステムの導入がおすすめ

業績管理では、専用のシステムを導入する事をおすすめします。Excel管理では、集計に多くの時間を要します。マクロを組むにも高度なExcel知識が必要となり、目標や集計方法の変更に、タイムリーに対応する事が困難になります。

業績管理をする際のポイント

業績管理ポイント

最後に業績管理のポイントをご紹介します。

PDCAサイクルを回す

業績管理は、PDCAサイクル「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)」を繰り返し回すことが重要です。Plan(計画)では目標を設定し、Do(実行)では定期的な進捗の管理を行い、Check(評価)では目標と実績の差異の評価と分析を行い、Act(改善)ではCheck(評価)に基づき、改善を加えていきます。

現実的なKGIの設定とKPIの見直し

KGIは、前年度の業績や外部環境に基づき適切に設定された、現実的な目標でなければなりません。非現実的な目標では、Check(評価)やAct(改善)など、PDCAサイクルが機能しません。
現実的なKGIに基づき、PDCAサイクルの中でKPIも現実的なものに見直していくことが重要です。

サブスクビジネスをワンストップでサポートする「CollaboOne」

CollaboOneは、サブスクリプション(月額課金)のビジネスを行っているすべての企業様におすすめなクラウド業務管理ツールです。


CollaboOneの4つのおすすめポイント

・見込案件、受注状況、売上見通しなど、あらゆる情報を一元管理

・煩雑なバックヤード業務をまとめて自動化

・二段階定額、従量課金、料金プランの変更やキャンペーンなどの複雑な料金プランにも対応

・請求書は電子帳簿保存法に対応。インボイス制度対応も相談可能


月額課金制サービスの立ち上げ相談から、既存ビジネスの運用改善まで、豊富なノウハウを持つ専任スタッフが、手厚くサポート。
効率的な運用が可能になり、導入後は売上拡大に専念できます。


詳しい資料はこちらから